さて、シャー満太郎が好きなことをひたすら書くブログ。
第1回目は「自転車旅」です。
このシャー満太郎、ピザが三度の飯より好きなんですが約10数年前のこと、毎日仕事もしないでピザばかり食って、ひたすらケーブルテレビ見て過ごした時期があったんですよ。
そんなことしていたら見事に体重80キロに到達したんですね。
こりゃいかん! 人生を無駄にしている! ということで一念発起、自転車買って旅に出たんです。
目標は日本一周だったんですが北海道が楽しくて、北海道をウロチョロして3か月で旅は終わりました。
自転車旅と言うと、山あり谷ありの道をはぁはぁヒイヒイ言いながら汗だくで走る、「旅」と言うより「修行」という感じがしますが、まったくその通りです。
足がもげるかと思いました。
そんな辛い辛い自転車旅ですがその反面、旅して良かったなあと思える変化が自分にありました。
今回はその変化をお伝えしますね。
体重が減る
まあこれは何となく予想がついたと思うのですが、一日中自転車漕いでたらグングン体重が減ります。
でも、減りかたが尋常じゃないんですよね、なんせ一日8時間ぐらい漕いでますから。
ちょっと消費カロリーを計算してみたんですが、当初の体重80キロのシャー満太郎が8時間自転車を漕ぐと
80(体重)× 6.8(METs)× 8(時間)= 4352キロカロリー
自転車漕ぐだけで4352キロカロリーの消費ですよ!
これはご飯約18杯分に相当するカロリーで、確かにこのシャー満太郎、ピーク時にはおやつも入れて5食は食べてました。
成人男性の1日の消費カロリーがだいたい2000~2500キロカロリーですから、ゴンゴンやせますね。
体重ですが、地元の横浜から北海道の函館まで2週間、約1000キロを自転車で漕ぎ、そこでドカンと10キロ減。
そして北海道を2か月半、約3000キロ走り5キロやせました。
ライダーハウスに5連泊したり、キャンプ場に1週間沈没したりと北海道では結構のんびりしてたのですが、5キロもやせましたね。
結果は3か月間で約4000キロを走り、80キロから15キロ減の65キロまで体重が減りました。
もうこんな太った体いや! やせて人生変えてみせる! って方は自転車旅がおすすめですね。
※消費カロリー計算は、栄養・代謝研究部|国立健康・栄養研究所「改訂版『身体活動のメッツ(METs)表』」を参考に計算しました。
友達がたくさんできる
これが一番の変化ですね、人生がガラッと変わりました。
旅をしていると、どこかに泊まらなきゃいけないわけですが、お金がもったいないので無料のキャンプ場とかライダーハウス(格安の雑魚寝宿)とかに泊まることになるんですね。
そうすると必然的に旅人に出会うんですよ。
休暇を取って長期の旅をしている人はもちろんですが、会社辞めてバイクで旅してますとか、フリーターで毎年北海道を旅してますとか、徒歩で日本一周中ですとか。
同じ旅人なんでお互い共感しちゃうんですね。
仲良くなって何日か遊んだり飲んだりしてると、このまま一合一会で終わらせたくない! って心理がお互いに働いて連絡先交換して、旅が終わったあとも会って遊んだり飲んだりするんです。
そんでその友達の友達と一緒に遊んだりして男女問わず友達がどんどん増えて、全国各地に友達グループみたいのが何個かできて、中には友達同士で結婚しちゃったりして、そんでもってその友達に子供ができたりして、年賀状送られてきたりして「○○の子供大きくなったなぁ」なんて迎える昼下がりの正月なんてことになります。
もともと自分はそんなに社交的ではなく、どちらかというと人見知りで引っ込み思案のシャイボーイで、旅をする前には地元に2、3人ぐらいしか友達がいませんでしたが、今では全国に友達がいます。
人生どうなるか分からないもんですね。
一生、自慢話に事欠かない

これは人付き合いに役に立ちしたね。
ふつう、人の「すごいだろ俺」って自慢話、ちょっと嫌ですよね。
しかし「実は自分、北海道まで自転車で旅したことがありまして」って話すと「ええ! マジで!」って相手が自分の話に前のめりになるんですよ。
自転車で北海道まで!? 面白い話が聞けるぞ~これは、絶対聞けるぞ~! っていう期待度がガゼン高まるんですね。
3か月も旅していると、それはいろいろなエピソードがあります。
自転車で走っていたら、野犬3匹に追い回されて狩られそうになったとか。
お腹がユルユルで、しかたなく畑の真ん中にあった簡易トイレを拝借したら、地盤もユルユルでコマのようにグルグル回ってトイレごと倒れそうになったとか。
もうこういうネタがたくさんあるので話に困らないですね。
旅の話を知っている友人なんかは「こいつ北海道まで自転車で行ったんだぜ」なんて振ってくれたりしてくれます。
初対面の人でも旅の話するとぐっと距離が縮まって、大変助かってます。
そんでいつか
「おじいちゃんはな昔、犬に食われそうになったんだぞ」
「ええ~おじいちゃん、しょぼーい」
「そうか、しょぼいか、なははははは」
なんて孫と話せたらいいですね。
自分が生きてきた世界が、いかに小さかったかを知る
シャー満太郎は当初、この旅はキャンプしながらへこへこ走り、たまに観光して終わりぐらいのイメージでした。
しかし、実際旅をするとたくさんの人と出会うんですね。
そしてその人たちからイベントに誘われて参加したり、面白い宿を教えてもらったりして、世の中には面白いことがたくさんある! 人生捨てたもんじゃない! という思いに至りました。
中でも北海道の富良野のへそまつりと青森のねぶた祭りに参加したこと。
跳ねて跳ねて踊る日々。
本当に楽しくて、もう夢物語のような出来事でした。
今でも仕事とかで辛いことがあると
「俺は今、実に小さな世界で生きている、世の中これが全てではない、世の中はものすごく広大で自分の知らないことがまだまだたくさんある!」
と考え、いざとなったら今の小さな世界から飛び出してしまえ! と思えるようになりました。
もし、職場や学校で思い悩んでいる人がいたなら、スパッとそんな世界から抜け出してください、世の中は広いです、今いる世界が全てではありません!
いざとなったら北海道で暮らせばいいか、と思える
先ほどの話とリンクしますが、人の人生とは真面目に仕事をして、家庭を持ち、家を建て、マイカーを持って週末は家族でサマーランド! っていうことだと思って生きてきたシャー満太郎ですが、北海道を旅してゴロっと考えが変わりました。
北海道を旅していると、いろいろな人に出会います。
安宿のライダーハウスに泊まりながらバイトして、金貯まったら今度はタイに行きまーすって人や、冬は真面目に働いてますが夏はずっと北海道で遊んでますって人、無料のキャンプ場で寝泊まりし、好きな釣りをずっとしている人など、とにかくフリーダムな人間ばかりでした。
なので、やりたいことやります、寝たいとき寝ます、遊びたいとき遊び、金なくなったらバイトしますって具合で、少子高齢化で年金が大変で円高でどうなっちゃうのよ日本は! なんてことが全く無縁の生活でうらやましくもありました。
そんなフリーダムな生活がなんでできるかというと、キャンプ場にアルバイト募集の張り紙が張ってあったり、ライダーハウスではアルバイトの紹介をしていたりと、旅人がバイトしながら旅し続ける文化が北海道にはあるんですね。
なので、とりあえず食うことには困らないのです。
それでもし、自分の生活がいろんなことで詰んでしまったら北海道に行けばいいや、ニンジン収穫や昆布干しのバイトで汗を流し、金が貯まったら旅をして気に入った場所があれば定住し、嫌になったらまた旅をすればいいじゃない。そんな人生もありかなって思えるようになったんです。
そう考えるだけでも気持ちが楽になりますね。
人生の逃げ道確保ということです。人間なにかあったとき八方塞がりが一番つらいですからね。
旅で知り合った北海道の友人から年賀状が届いたのですが
「まだ仕事なんかしているの? 仕事なんて辞めて早く北海道に来いよ!」
ってメッセージが書いてあって、半分冗談でしょうがうれしいですね。
皆さんもぜひ「人生の逃げ道」を確保してください。
以上、北海道を自転車旅してシャー満太郎が変化したことでした。
旅って本当に人とのふれあいってだと思います。
旅の思い出って風景とか何食べたとかではなく、一緒に遊んだ仲間の顔が一番最初に思い出されますね。
出会った数多くの人から多くのことを学び、生き方の考え方が少し変わりました。
北海道を3か月旅しただけでもこの変化です。
もっと広い海外を旅したらどうなるのでしょうか?
考えるだけでもワクワクが止まりません!
それでは今回はこれにて、おしまい。
ランキングに参加しています。
応援よろしくお願いします!
↓↓↓