こんつは! シャー満太郎です。
さて、このシャー満太郎、十数年前になりますが、北海道を自転車で3ヶ月間旅したことがあります。
今回は前回の「移動編」に引きつづき、最終話「夕食~就寝編」です。
ちなみに前回、前々回の話はこちら↓
さて、無事にキャンプ場に着いたシャー満太郎ですが、着いた着いたとゆっくりもしていりれません。
やることが、たくさんあります。
まず、キャンプする場所は、出来るだけ水場(流し)の近くで、テーブルとイスがあったらもう最高ですね。
余談ですが、避けたいのはトイレの近くです。
すぐに用をたせて良いじゃないって思いますが、夜中にトイレに向かう人の足音などが結構気になるんです。
トイレの前は避けましょう。
キャンプ準備
さて、キャンプする場所も決まったら、荷物を自転車から下ろし、テントを張ります。
1日の宿泊の場合、ペグ(テントを地面と固定する杭)は打ちませんね。面倒ですから。
テントに荷物を入れれば、相当な強風じゃないかぎり、飛ばされません。
2日以上泊まるときはペグを打ちます。
ペグを打つとテントがグッと引っ張られ、居住スペースが広がりますからね。
テントを張ったら、テント内の床に夜露対策のブルーシートを敷き、荷物をテントに入れます。
続いて寝袋を引き、未使用の衣類袋を枕代わりに置けば終了です。
それと忘れてならないのが自転車の盗難対策です。
自転車盗まれたら最後、大量の荷物を背負い徒歩で旅をするしかありません!
それではシャー満太郎が実施していた対策です。
自転車の後輪とテントのペグを通す輪っかに、長めの盗難防止ワイヤでつなぐだけです。
簡単ですね。
自転車を盗むともれなく、シャー満太郎がグウグウ寝てるテントがおまけで付いてくることになります。
まあ自転車を持ち上げた瞬間、テントが動いて起きますね。
でも、いま書いていて気づいたんですが、テントの輪っかをハサミでチョキンと切られたら終わりでしたね。
ああ、盗まれなくてよかった!
夕食

次に夕食の準備です。
と、その前にやることがもうひとつ。
それは蚊の対策です。
北海道の蚊は都会の蚊と違い、滅多に血を吸える動物に出会えないためか、超やる気満々で、テントの中に居ても、テントの外から布地を破らんか如く、ブチブチ刺してきます。
また、なぜかテントをみっちり閉めても5~6匹はテント内に侵入し、真夜中のバトルです。
やはり、テントの布地を突き破って来るのでしょうか? 不思議ですね。
そんな蚊に刺されないための対策として、テント内を蚊取り線香であぶります。
これは、旅の途中で会った旅人に教えてもらった方法で、テント内を蚊取り線香であぶると、テント内の蚊が撃退出来るのはもちろん、テントの布地に蚊取り線香成分が染み込み、蚊が寄り付かなくなるとのことで一石二鳥なんです。
実際の方法としては、蚊取り線香を小指ぐらいの長さに折り、それをテント内で専用皿の上であぶればOK。
時間は5~10分間ぐらいです。
このときテントの入口や窓はしっかり閉めておきましょう。
夕食の調理中に、テント内をしっかりとあぶります。
さて、いよいよ夕食の調理です。
まずはご米を飯ごうで炊きます。
飯ごうには内ぶたがあって、このふたにお米をすり切りいっぱい入れると、ちょうど2合になります。
晩飯はご飯2合ペロリ食べちゃうので、ちょうどいいですね。
米を研いだら水をお米の2倍、内ぶた2杯分入れます。
ちょっと水の量が多いいと思いますが、水分不足でお米の芯が残って食べられなくなるのが嫌なので、多少ベチャっとしてても食べられないよりかいいですね。
それに量も増えます。
ご飯はガスバーナーで炊きます。
ちなみに飯ごうの内ぶたを付けたまま炊きます。
付けたままにすることで、圧力が増すんですね。
沸騰するまで強火、そして吹きこぼれてきたら弱火にして、せんべいの臭いがしたら火を止め蒸らします。
ご飯を蒸らしている間に、おかずを作ります。
たいがいが野菜炒めでして、飯ごうの外ぶたをフライパン代わりにします。
野菜に肉を入れて炒めますが、肉はその日の気分で豚肉やミートボール、白もつなんかを入れてました。
その肉と野菜を大量のバターで炒めます。
このバター、チューブ入りのを使用してましたが、大変使い勝手が良いです。
炒め物の油として使えますし、塩分とバターの風味もあるので味付けにももってこい。
それに大量のカロリーを欲している身には、体に染み渡るおいしさです。
またチューブ式なので、運搬中も熱で溶けたとしても外には漏れないので安心です。
その肉野菜バター炒めに正油を少々かけ、定番の主菜が完成しました。
そして副菜は自家製のお新香です。
このお新香は旅の途中で会った旅人に教えてもらったんですが、タッパに白菜とタカノツメを入れて、何日かするとお新香になります。
ほどよく発酵し、すっぱくて美味しいです。
これに発泡酒500ミリリットルが加わり、夕食の完成です。
そんな夕食をラジオを聞きながら平らげます。
まだスマホが無い時代だったので、旅でのエンターテイメントはラジオでした。
その頃はケミストリーの「Point of No Return」がラジオからよく流れていて、今でもこの曲を聞くと、この旅を思い出しますね。
就寝
夕食が終わったら、テントに潜り寝る準備です。
寝る前にやることがあります。
それは日記と旅の家計簿をつけることです。
別にしなくても旅はできますが、せっかくの旅なので記録としてつけてました。
この日記と家計簿は旅の写真とともに大事な宝物ですね。
さて、あとは寝るだけです。
眠くなるまでは大抵、地図を見て明日のルートを考えたり、地図本の最後に掲載されているご当地グルメカタログを見てウットリしたりして過ごします。
そして、いつの間にか寝てしまいます。
これで、旅の一日が終わりました。
みなさん、どうだったでしょうか?
自転車の旅は単純なんですね。
起きて食って走ってまた食って寝る。
距離を走れないので、観光もそこそこです。
しかしその単純な旅に、小さな楽しみを取り入れ、思い出多き旅になりました。
ほとんどか旅で出会った旅人に教わったことですが。
この記事が、これから自転車旅をする人の参考に、少しでもなれれば幸いでございます。
ちなみにこの旅で、シャー満太郎の体重は80キロから65キロに減少しました!
シュッとかっこよくなり、人生最大のモテ期が到来します。
しかしその十数年後の現在、体重は90キロを超えてモテ期ならぬボテ期到来です。
はい! ほのかにオチがついたところで、おしまい。
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