こんつは! シャー満太郎です。
さて、このシャー満太郎、十数年前になりますが、北海道を自転車で3ヶ月間旅したことがあります。
その旅で、へそ祭り、いか踊り、ねぶた祭りという祭りを巡る「ゴールデンコース」というものを知り、参加を決意。
しかし、このシャー満太郎、いか踊りだけは不参加に終わりました。
その不参加の言い訳は、前回の記事に書いております↓
なので、いか踊りは旅仲間のクチコミや調べた情報になります。
さて、富良野の「へそ祭り」に参加したあとは、北海道を南下して、函館の「いか踊り」に参加です。
それではさっそく続きをどうぞ。
いか踊り
函館と言えばのイカ漁の町ですね。
日本有数の水揚げ量を誇り、新鮮なスルメイカを使った「イカそうめん」でも有名です。
そんな「イカの町」函館で、夏に開催されるお祭りが「函館港祭り」です。
函館港祭りは開港記念日を祝うお祭りで、なかでも「ワッショイはこだて」という踊りながら町を練り歩くパレードが、お祭りの見どころになっています。
この「ワッショイはこだて」では「函館港踊り」や「サマーカーニバル」などの踊りとともに「いか踊り」も踊ります。
そしてこの「いか踊り」は自由参加なので、誰でも参加できます。
いか踊りの特徴は、なんといってもユーモラスな踊りありますね。
「イカイカイカイカイカ踊り!」なんて歌いなが踊ります。
踊り方のイラストが、オフィシャルサイトにありましたので、参考にしてください↓
函館市民がいかに「イカ」を愛しているかが、うかがえますね。
たとえば、シャー満太郎の生まれ育った横浜で、ご当地踊りを作るならやはり「シュウマイ踊り」になるんじゃないでしょうか。
「シュウマイ、シュウマイ、ほれシュウマイ、蒸しても、揚げても、チンでもよし! ほれほれほれほれほれシュウマイ!」
って感じですね。
蒸すのとチンの調理方法が、多少かぶってる感がありますが、リズム的にはいい感じです。
こういう名産品や特産品を扱った、ご当地踊りが全国に広がればいいですね。
ご当地グルメみたいにですね。
そして年に1回、全国からご当地踊りが集まって、東京の銀座あたりでパレードするなんどうでしょうか?
名産品の宣伝にもなるし、楽しいと思いますね。
さて、話しをいか踊りに戻しましょう。
シャー満太郎の旅仲間は、がっつりコスプレしていか踊りに出場してました。
ピンクのステテコを着たダッフンダー系です。
旅仲間からの話しによると、函館のライダーハウス「ライムライト」には、全国からコスプレをしていか踊りを踊る「いかコスプレーヤー」が集まるそうです。
またライムライトでは、コスプレ衣装の貸し出しもしているそうなので、コスプレして出場したい方は、ライムライトに宿泊するのがおすすめですね。
さて、いか踊りの参加方法ですが、8月2日と3日が自由参加で、誰でも参加できます。
8月2日は十字街銀座通りに18時30分ごろ集合、8月3日は堀川広路に18時30分ごろ集合すれば参加できますね。
さて、函館のライダーハウス「ライムライト」といえば、旅のあとも何回か遊びに行きました。
そして宴会の席で、必ずいか踊りの話になって、必ずいか踊りをします。
100%踊ります。
タイガースファンが酒に酔うと、六甲おろしを必ず歌い出すのと同じですね。
函館での「いか踊り愛」は絶大です。
その間、肩をシュンとつぼめ、合いの手を静かに打つしかないシャー満太郎でしたが、今度は今回自作した「シュウマイ踊り」で対抗したいと思います!
【データ】
・正式名称 函館港祭り
・開催場所 函館市街
・開催日 毎年8月1日~5日(いか踊りの自由参加は2日と3日)
・参加方法 8月2日は十字街銀座通り、8月3日は堀川広路に18時30分ごろ集合
ねぶた祭り
さてゴールデンコースのフィナーレを飾るのは青森のねぶた祭りです。
ねぶた祭りといえば、和紙でできた巨大人形の山車「ねぶた」が有名ですね。
あの歌舞伎風の山車です。
しかしこのお祭りは、その山車がパレードするだけではありません。
山車の周りに、うちわ片手に踊る「ハネト」といわれる人たちがいるんですね。
踊ると表現しましたが、うちわ片手に「ラッセ、ラッセ、ラッセーラ!」とひたすらケンケンのするような形で飛び跳ねるのです。
その「ハネト」に参加できるんですね。
参加するには青森市がこの祭りのために臨時に開設した、無料のキャンプ場から出場できます。
ありがたい話しです。
上の写真がキャンプ場の写真ですね。
臨時キャンプ場の詳細はこちらです↓
また衣装を用意しなくてはならないのですが、シャー満太郎が参加した当時は、キャンプ場の近くに大きなスーパーがあって、そこでねぶたの衣装が買えました。
このキャンプ場にはねぶた祭りに参加すべく、多くのライダーや自転車乗りなどの祭り好きが、どっと全国から集まってきます。
キャンプ場に無料で宿泊しながら、ねぶた祭りに参加できますからね。
とても良いシステムですね。
そしてこの集団がねぶた祭りに参加すべく、会場に向かうときが、カッコイイのです。
基本、ライダーが多いいのですが、「おこし」と呼ばれる色鮮やかな浴衣を着てヘルメットをかぶり、バイクに乗る姿がカッコイイ!
そのバイクが何百台と列を成し、青森市街を駆け抜けるのです!
このシャー満太郎は自転車だったので、みんなより先に出発し、この様子を歩道から眺めてました。
艶やかで、きらびやかで、威風堂々!
もう憧れちゃいました!
余談ですがこのシャー満太郎、この光景憧が忘れられず、旅が終わってからすぐにローンを組んでバイクを購入し、次の年のねぶた祭りにバイクで参加しました。
歩道の観光客からは写真を撮られ、若い女の子にはキャーキャー言われ、ああ、この瞬間が人生のピークだ! と思えるほどの満足感でしたね。
それではお祭りの様子を見ていきましょう。
所定の駐車場に着いたら、バイクや自転車をそこに停めて会場まで歩きます。
そして祭りの開始まで、出発地点の道路で待ちます。
道路には巨大人形の山車「ねぶた」が何台もが間隔を置いて君臨し、祭りの開始を待っています。
歩道にも、ねぶた祭りを見に来た観光客でいっぱいです。
しばらくすると「ドドーン」と開始を知らせる花火があがります。
待ってましたとお囃子の音色が響き、山車が動き出します。
歩道の観光客が「わー!」っと喚声上げます。
そしてどこからともなく「ラッセラーラッセラー!」と叫び声。
その叫びに答えるよう「ラッセ、ラッセ、ラッセーラ!」と大勢のハネトが大声で答え、飛び跳ねるのです。
身震いするほどの瞬間です。
始まった! という興奮で身体の体温が急上昇する感じです。
あとはひたすら飛び跳ねます!
体力的にはかなりキツイでが、周囲の熱気に呑まれ、パワーの限界まで跳ね続けます。
跳ねている写真がこちらです↓
そして次第にハネト集団のボルテージが上がり、「ラッセラーラッセラー!」と叫ぶ人を中心にのドーナツ状のハネトの輪ができ、おしくらまんじゅう状で跳ね始めます。
跳ねるというより、もう「跳ね狂い」って感じです!
意識もうろうで、おしくらまんじゅうで、ひたすらラッセラーで、もう集団催眠というか頭がフラフラして、みんなもう頭がおかしくなるんですね。
そしてそんなドーナツの輪が何個も出来て、会場が最高潮に盛り上がります。
もうダメだ! と疲れきってその場から幽霊のように離れると、歩道の観光客のおばちゃんから「ちょうだーい、ちょうだーい」と言われます。
この「おこし」と呼ばれる衣装には無数の鈴を着けていて、跳ねるとチャラチャラ鳴るようにしてあるんですね。
そして「ハネトの鈴を拾うと良いことがある」みたいな「ご利益的都市伝説」があるみたいなんですね。
なので、おばちゃんは鈴が欲しくてハネトに声をかけるわけですね。
不用意に歩道に近づくもんならムシリ取られます。
なので、ちょっと離れたとこらからポーンと投げますね。
するとホームランボールの奪い合いのようなことになるんです。
こんな無職で自転車でフラフラ旅をしている若造の、スーパーで買った安い鈴を必死に取り合うおばちゃんを見て、アイドルにでもなったかのような気持ちになれた、夏真っ盛りの夜でした。
「ドドーン」と再び花火が上がり、本日のねぶた祭りが終了します。
もう、やりきった感が半端ないです!
周りにいるハネト全員と、ハグしたい気持ちですね。
このあとキャンプ場に戻り、仲間と宴会になります。
そして次の日、日中は洗濯したりとキャンプ場でのんびり過ごし、夜にまた祭りで跳ねます。
このシャー満太郎、6日間全て跳ねました。
毎回、今日は疲れているからセーブしようと思うのですが、いざ始まると周りに呑まれ結局ハイテンションになって、帰りは毎回フラフラでした。
よく体が持ったものです。
祭りの最終日は、夜ではなく昼にねぶたの運行をして、夜は花火大会です。
この花火を感無量の気分で眺めた記憶があります。
何も考えず横浜から自転車で飛び出し、何も知らずに北海道の地を訪れたシャー満太郎が、まさか日本三大祭りのひとつに参加してしまうとは思いもしませんでした。
人生何が待っているか分からいですね!
・正式名称 青森ねぶた祭り
・開催場所 青森市街
・開催日 毎年8月2日~7日
・参加方法 青森市が設営した臨時キャンプ場に宿泊
参照:
ゴールデンコースの紹介は以上になります。
いかがでしょうか?
北海道を長期に旅される方には、ぜひオススメですね。
そんな休み取れないよっていう人も、この中でどれかひとつのお祭りに参加してみてはいかがでしょうか?
夏の楽しみが一つ、増えますよ!
それではこれにて、おしまい。
ランキングに参加しています。
応援よろしくお願いします!
↓↓↓