こんつは! シャー満太郎です。
さてこのシャー満太郎、タイに3回旅行したことがあるんですね。
今回はその旅行で、シャー満太郎が出くわした「おもしろハプニング」をご紹介します。
タクシーの運転手
台湾でもそうでしたが、海外ではタクシーネタに事欠かないですね。
ちなみに台湾のタクシーネタはこちらです↓
そのときは友人と友人の奥さんの3人で、1週間のタイ旅行をしたときのこと。
ちなみに友人の奥さんはタイ人です。
その日の観光もひととおり終わり、ホテルまでタクシーに乗ったんですね。
それでこのシャー満太郎、何気なくダッシュボードにある運転手さんの写真を見たんですよ。
そうしたらですね、写真と今運転してる運転手さんが違うんですね…。
写真は50歳ぐらいのおじさんなんですが、今絶賛運転中の方は、30歳ぐらいのお兄さんです。
あれれれ~!
このシャー満太郎、脳内でもやもやと妄想が膨らみまして。
(も、もしかして、今運転しているお兄さんは実はタクシー泥棒で、本当の運転手さんは後ろのトランクにサルぐつわの手足を縛られ状態で閉じ込められちゃって、そんでもってついでにこの平和ボケボケの日本人も誘拐しちゃえ! そんで身代金もらっちゃってウハウハ! って犯罪に巻き込まれてやしないかい! おおう!)
と、軽くパニックになったんですね。
それで意を決して、横にいる友人の奥さんにそのこと話したんですよ。
写真と運転手さんが違う人だってね。
そうしたら奥さんは別に驚きもせず、運転手さんとペラペラ話を始めたんですね。
このシャー満太郎、そんなこと運転手さん話したら急に「ばれたか! このやろ~!」なんて襲いかかってくるじゃないか! とドキドキしたんですが、お兄さんの答えは「アルバイトしてま~す」でした。
お、おおう…。
詳しく聞くと、本当の運転手さんは今日お休みで、お兄さんがタクシーを借りて、おこづかい稼いでま~すってことでした。
はぁ~、そうですか、それは良かった良かった、っておい! タクシー借りて運転ていいのかい! ライセンス的こととかの問題はどうなんだい?! おおう!
という話をすると、友人の奥さんは「まあ、タイだからいいんじゃない」との答えでした、はい。
その言葉にシャー満太郎も「タイだからいいか」と納得しちゃうのでした、はい。
「タイだから」は魔法の言葉ですね。
お釣の問題
うちのタイ人の嫁っことバンコク観光したときの話なんですが、お土産屋さんで前国王であるプミポン様の写真がプリントされた、下敷きを買ったんですね。
このシャー満太郎、寝室にポスターを貼るぐらい、プミポン様を敬愛しておりますからね。
そんでお金をペロッと払い、お釣をペロッともらったらです。
そうしたら後ろにいたうちの嫁っこが、ものすごい剣幕で店員を怒鳴り始めたんですよ。
どうしたどうしたって話を聞きますと
「お釣30バーツ(100円ぐらい)足りない!」
って言うんですね。
要は店員がお釣をチョロまかしたんですね。
それで怒られた店員はというと「計算間違えちゃった、失敬失敬」なんて言って、軽く流してましたね。
あとで嫁っこに「タイでは絶対にお釣を確認しなきゃダメ」と怒られてましたが、日本では店員さんを信用して、お釣なんて確認しないですもんね。
タイで買い物したときは、お釣に要注意ですね。
しかし、このとき3回目のタイ旅行だったんですが、今までいくらチョロまか…、考えるのやめよ!
外務省のコイコイおじさん
タイ人の嫁っ子と結婚の手続きののため、タイの外務省に行ったときの話です。
外務省に着くと入口で「こっちにコイコイ」と腕を振っているおじさんがいたんですね。
身なりもオールバックで白いシャツにスラックス着て、シュッとしたいい感じのおじさんです。
そんでシャー満太郎が「オレ?」って自分を指さすと「いいから早くコイコイ」とブンブン腕を振ります。
それでシャー満太郎は
(ああ、この人は外務省の人で、何も分からない外国人のシャー満太郎を親切に案内してくれるんだな)
と、思ったんですね。
日本でも役所の入口に案内係の人って居るじゃないですか。
オロオロしていると「どちらにご用ですか?」なんて親切に聞いてくる人ですね。
で、このコイコイおじさんも、その案内係かと思ったんですね。
それで近くに行くと「書類見せろ」って言われたので「よろしくお願いします」と、提出する書類関係を渡しました。
このコイコイおじさんがの態度が横柄なんですよね、そんなところもタイの役人っぽいんですよね。
書類をひととおり見て、ウンウンうなずくおじさん。
「ついてこい」と手振りで合図されたので、トコトコ嫁っこと二人、このコイコイおじさんについていきました。
そして歩きながら嫁っこが、このコイコイおじさんと話し始めたんですね。
そしたらですね、嫁っこが急に
「このおじさんおかしい!」
と言い出したのです。
「ええ! どうした!」
と聞き返すと
「3000バーツって言ってる」
ななななに~!
要するにこのコイコイおじさん、役人では無く「手続き代行」を生業としたおじさんだったのですね。
3000バーツ(約1万円)払ったら、手続きの仕方なが分からないお前ら外国人の代わりに、このオレが手続きしてやるということです。
そうと分かったシャー満太郎は、おじさんの持つ大事な大事な書類を電光石火の素早さでシュパッと取り上げ、嫁っことダッシュで逃げました。
いや~危なかったです。
嫁っこが何か怪しいと思い、コイコイおじさんに確認したみたいですね。
何も知らずについて行って、手続きをしてもらったら、3000バーツを払うことになってました。
嫁っこ大手柄です。
そのあと二人で滞りなく手続きをすませたのですが、その手続きが超簡単でした。
申請書を書いて、持ってきた書類と提出するだけです。
日本で、住民票を発行してもらうぐらい簡単です。
提出する書類が英語なので、外務省内にある代書屋さんで、タイ語に訳してもらったりとひと手間ありますが、その作業も代書屋さんに書類を渡し料金を払うだけです。
なので「本当は超簡単な手続きを、3000バーツという大金で請け負っちゃう」なんてことしてるんですね。
それでまた違う日に、外務省に用事があって行ったんですが、またあのコイコイおじさんが居ました。
その時はさすがにコイコイされませんでしたが、外廊下でのんきにピーナッツをポリポリ食べながら「外国人いないかな~」って獲物を探してました。
日本の役所でこんな人いたら、即追い出されますが、タイでは商売として容認されているみたいですね。
なんでも商売にしちゃう、タイのハングリーな一面を垣間見た、経験でしたね。
ワットポーで金を盗まれる
もうこれは「おもしろハプニング」じゃなくて「がっつりハプニング」ですね。
先ほどタクシーの話で登場した友人夫婦と、ワットポーっていうお寺に行ったときのことです。
寝てる金ピカのお釈迦様が居る、有名なお寺ですね。
このシャー満太郎、このときタイに来るのは初めてで、タイでも一番有名な観光スポットに胸が高鳴り、気持ちもフワフワしてアハハハ~とスキップしながらお寺の中を観光してたんですね。
そうしたら今までどこかに行ってた友人が、なぜか大柄の西洋風外国人を連れて来たんです。
その西洋風外国人はインド系の小男を引き連れてまして、友人と3人で和気あいあいと話ながら歩いて来たんですよ。
そしてシャー満太郎と友人の奥さん前に着くと、その西洋風外国人がペラペラペラと話始めたんですね。
英語の分かる、友人のタイ人奥さんを通訳に話を聞くと
「私はドバイ人で、世界中を旅してお金をコレクションしていま~す!」
ふむふむ、お金持ちの国ならではの趣味ですね、それで?
「だけど残念なことにで~すね、日本の5000円札を見たことがありませ~ん!」
ほほう、そりゃ残念だね、そんで?
「なので、見せてくださ~い!」
はい、おかしいです! どう考えても今の会話おかしいです!
見たいならGoogleの画像検索して見ろ! もしくは金持ちのドバイ人らしく、プライベートジェットで日本行け! って感じですよね。
しかし、このときは気持ちがとてもとてもフワフワしてまして、見せてしまったんです(涙)。
ただ不幸中の幸いか、このシャー満太郎、タイのお金「バーツ」しか持っていませんでした。
あ~良かった良かった…とはなりません!
その事をこのドバイ人に告げると
「本当に日本のお金ないか、見せてくださ~い!」
と、食い下がるドバイ人。
完全におかしい! 今の会話!
しかし、このときは気持ちがとてもとてもフワフワ…(割愛)。
そんで間抜けにも「バーツしか無いでしょ」なんて、手持ちの1000バーツ10数枚見せちゃったんですよね、うう(涙)。
そうしたらそのドバイ人が、ペロペロっと確認するかのようにお札に触ったんです。
このときも、おかしかったんですよね。
相棒のインド系小男が、ペロペロ確認するとき、やたら近くに寄って来たんですよ。
今考えると、周りからみえないように、目隠ししてたんじゃないかと。
しかしそのときは「このインド系小男もお金見たいのかな~」ぐらいしか思わなくてですね、もうフワフワもタイガイニセイって話です。
そして確認が終わるとドバイ人が「本当ですね~サンキュ~!」と言って、今度は友人のところに行きました。
友人は日本のお札はあったんですが、5000円札は無く、その事を告げるとドバイ人が
「本当に5000円ないか、見せてくださ~い!」
と。
またまたおかしい! MAXおかしい!
友人も久しぶりのタイ観光にフワフワしてたんでしょうか、なすがまま1万円の札束20枚近くを見せ、やっぱりペロペロっとお札を触られ「本当ですね、サンキュー」と同じ具合に。
それでドバイ人は、次にターゲットを友人の奥さんに向けまして、奥さんのところに行ったんです。
が、この奥さん、お金を見せることを断固拒否、ひたすら拒否!
偉い! さすがハングリーな国で生き抜いたタイ人です。
俺たちフワフワお間抜け日本人とは全然違いますね!
しかしドバイ人は満足したのか、明るい顔で「サンキュー!」と言い残し、その場を立ち去りました。
そりゃ満足だろうよ!
そのあと、さすがにこのシャー満太郎も不思議に思いましてね。
「いったいなんだったんだろうね~あのドバイ人は」
「5000円札が、そんなに珍しいのかね」
なんて友人と話してたんですが、シャー満太郎が
「あのドバイ人、マジシャンとかだったらヤバイね」
と言った瞬間、急に不安になったシャー満太郎と友人がお金を確認すると
「足りない!!」
となった訳です。
もう後の祭りですね。
ドバイ人とインド系小男の行った方向を、駆け足で追いかけましたが、居るはずもなく…。
まんまと盗まれてしまいした。
盗まれた額はシャー満太郎は1000バーツ8枚の8000バーツ(約2万9000円)。
友人は1万円札8枚の8万円!
きっちり8枚盗んでるんですね。
やっぱりペロペロお札を触り、確認していたときに盗まれたようです。
そのあとトボトボと、近くの警察に行きました。
警察で
「そりゃあ、お金見せたら取られるよ、ワハハハ! あ~腹いて」
と、おもいっきり警官に笑われましたね。
ションボリ。
「だってだって、とても気持ちがフワフワしてたんですもの! フワフワしてたら誰だって盗まれちゃいますよ! ますよぉぉぉ!」
と言いたいところでしたが、このシャー満太郎、ぐっと心に留めました。
友人は、タイを10回以上旅行したことがあるベテランなんですが
「同じ旅行者だと思ったので、気を許してしまった」
とのことです。
旅行者を装い気を許させる、それも犯人の作戦なんですね。
友人は奥さんに
「なんであんな奴を連れてきたぁぁぁぁぁ!」
と、こんこんとお説教食らってました。
海外で「お金見せて」って言われても、見せちゃダメですね (当たり前だろ!)。
まとめ
ワットポーで悔しい思いをし、2、3日ションボリと立ち直れませんでした。
しかしですね、そんなハプニングがあっても
「海外は怖いから、もう行かない!」
ってことにはならないんですね。
逆に「また海外に行きたい!」って思うようになるから不思議です。
このシャー満太郎、そんな経験から、たとえ旅行中に身ぐるみはがされてスッポンポンになったとしても、命があって日本に帰れればそれでよし! という気持ちになれました。
旅は人を成長させるものですね。
逆に、身ぐるみはがされスッポンポン状態で成田空港に降りたちたい! そんな経験したい! とすら思いますね。
ウソです、そんなハプニング、ゴメン被ります!
それではみなさんもよい旅を~。
おしまい。
応援よろしくお願いします!
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